小さくなって着れなくなった子供用Tシャツを大きくして、サイズアップしたリメイクです。
小さくなって着れなくなったTシャツを2枚、合体させて大きくしました。
成長にあわせて、えりぐり、袖口、袖、身幅を大きくして、丈もフリルをつけて長くしました。
子供の成長は、あっという間。
Tシャツがいたむ前に、成長します。
まだいたんでないTシャツが、小さくなって着れなくなるなんて日常茶飯事。
仕方がないとはいえ、まだそんなにいたんでないTシャツの場合は、捨てるのはもったいないのでサイズアップしてリメイクしました。
おおまかな作り方
今回はこの2枚のTシャツをリメイクして、大きくなった子供用にサイズアップしました。
いろいろ試しているうちに生地が足りなくなったので、一部、手持ちの端切れも使用しています。
子供の場合、各部位が成長するので、首回り、身幅、着丈、袖幅、袖丈を大きくする必要があります。
いちいちほどいていると、時間がかかるので、縫い代は、こんなふうに切り取りました。
肩は、縫い代は切り取らず、前身頃と後ろ身頃はつながったままです。
グレーのTシャツをもとに、ボーダーのTシャツをはめ込んでいきます。
身幅を出すために、今回は6センチの幅のボーダーの生地を前身頃と後ろ身頃の間に入れました。(①)
裾には、(伸ばしたい着丈の分+縫い代)の幅のボーダーを入れてます。(②)
そして、肩幅と袖下。
試行錯誤した結果、アームホール(身頃の袖を付ける部分)を型紙に取って、肩部分は2センチ幅、かま底は3センチ底上げしました。
全部を2センチ幅にするとアームホールが広くなり過ぎて、手を上げた時に、袖口から脇やからだが見えてしまいます。
それで、袖口からからだが見えないように、肩では2センチ~かま底は3センチ幅、と幅を緩やかに変えています。
そして、こんなふうに2センチ、さらにかま底でカットしました。
まだ袖口やアームホールが大きかったからです。
できたパーツを肩のところで縫い合わせ、新しくアームホールとなった部分の長さを計ります(①)
そしてこのパーツを前身頃と後ろ身頃のアームホールに縫い付けます。
先ほど計った新しいアームホールの長さ(①)と写真の②の長さが、同じになるように、不足している長さのボーダーの生地を袖下に足します。
袖口が広くなり過ぎないように、ボーダーの生地は台形にして縫い付けました。
このあたりのさじ加減は、リメイクするTシャツの大きさや、お子様の成長具合にもよるので、どのくらい、首回り、身幅、袖幅、袖口、を大きくしたいかによって、縫い付ける布の幅や長さを決めればいいと思います。
あとは裾部分に、ギャザーを寄せたボーダーの生地を縫い付けます。
首回りも大きくしたかったので、ついていたリブを切り取りました。
切り取っただけで、結構首回りが大きくなったので、首回りにもボーダーと、家にあった紺色のニット生地をはめ込んで首回りを小さくして、布端はパイピング仕上げです。
手間と時間はかかりますが、世界に1つのデザインです。