ウールの八分丈パンツの裏地のつけ方(どんでん返し)

「May Meスタイルのソーイング」から八分丈パンツを作りました。

以前はウオッシュデニムで作りましたが、今回はウールで縫いました。

裏地をつけましたが、今回はパンツの裏地つけを、ざっくりとですがご説明します。

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本では綿素材で縫われているこのパンツ。

今回は秋冬用にウールの生地で縫いました。

ウール素材だと、ひざの部分が着ているうちに抜けて(出っ張って)きがち。

そうなるとシルエットが悪くなります。

裏地をつけるとそれを防止できます。

本では裏地なしですが、私は裏地もつけました。

表地と裏地をそれぞれミシンで縫ったものを、ミシンで縫って合体させ、開けておいた穴からどんでん返しする方法です。

 

家に148センチ幅のウールの生地が82センチありました。

捨てるにはもったないない気がしていたので、今回はこれを使用するために、前パンツ、後ろパンツの型紙、真ん中あたりで2センチずつたたみました。

そのため実際の出来上がりより全体で8センチ、タイトになっています。

今回の出来上がり寸法はウエスト92センチ、ヒップ108センチです。

デニムで八分丈パンツを塗ったら、ジーンズよりらくだし重宝してます
「May Meスタイルのソーイング」の八分パンツをデニムで作ったら、らくちんなジーンズ感覚で着れるので超便利でした。ただデニムは重みがあるので、ウエストに入れるゴムは太いものにする必要があります。

↑たたまない型紙で作った、本来の八分丈パンツはこちらでご確認ください。

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表地(ウール地)はそのたたんだ型紙で裁断。

裏地はキセをかけるので、たたまない型紙でカットします。

ポケットはつけなかったので、本の「1.ポケットを作り、つける」はなし。

「2.股下と脇を縫う」「3.裾を始末する」「股ぐりを縫う」まで、表地も裏地も同じように作業します。

裏地の脇の縫い代をアイロンで倒す時3ミリ~5ミリくらいキセ(実際の縫い目線より内側を折ること)をかけておきます。

まず輪っかに縫ったベルトと裏地を中表で縫います。

この時、脇のキセをかけてもまだ裏地がベルトよりも浮くようだったら、裏地の適当な場所にタックを入れてください。

全部ぐるりと縫ってしまわずに、後ろパンツ側で10センチほど縫わないであけておきます。

縫い代はベルト側へ倒します。

ベルトのもういっぽうのはしに、表地を中表で縫い付けます。

こちらはあけずに、ぐるりと全部縫います。

縫い代はベルト側に倒します。

ベルトと裏地を縫った時に10センチほどあけておいた所に手を入れて、表地、裏地を引っぱりだして、表に返します。

ベルトの裏側が、表側より少し長くなるように折り返し、表側から、ベルトとパンツの境目を落としミシンで縫います。

この時、後ろパンツのあいているところの形も整えておいて、一緒に縫って穴がふさがるようにします。

ベルトの裏側から見ると、ベルトのはしにミシン目がはしります。

裏地と表地は、脇の縫い代でループで止めます。

ざっくりとですが、こんな感じです。

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「May Meスタイルのソーイング」からはブラウス(春)、パフワンピースとボレロ(夏)も作りました。

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